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tueda's diary


2018-12-03 Coworking Space Advent Calendar 2018

_ コワーキングスペースと勉強会とわたし

コワーキングスペースとわたし

 2017年12月より、大阪・天満にコワーキングスペース天満を正式オープンさせて頂きました。おかげさまでなんとかかんとか、1年運営することができました。応援下さった皆様には、感謝の気持ちでいっぱいです。


 そもそも私がコワーキングスペースというものを知ったのは2013年〜2014頃、今年がちょうど10周年になるSurvive SNSというグループの勉強会を、東京・茅場町のコワーキングスペース茅場町Co-Edoさんで開かせて頂いたことがきっかけでした。その後、仕事で週の半分を東京で過ごすようになり、空いた時間をCo-Edoさんで過ごさせて頂くようになりました。


 それまでは東京で空き時間ができると、電源の使えるカフェを探して徘徊した挙げ句、徘徊だけで空き時間が潰れるという事も多々ある「なにやってんだか」な状況でした。しかしコワーキングスペースを知ってからは、「ここから茅場町まで何分かかるか?」という事さえ把握していれば時間を非常に効率的につかえ、かなり生産性が上がりました。

勉強会とわたし

 そうこうしているうちにCo-Edoさんで毎月個人的な勉強会を開かせて頂くようになり、私にとって東京での生活・仕事にはCo-Edoさんはじめコワーキングスペースがなくてはならないものとなったのでした。


 勉強会…そう、勉強会といえば。20年くらい前に全国各地でオープンソースなコミュニティが盛んになったことがあって、大阪でもLinuxや*BSDなコミュニティが立ち上がり、盛んに活動していました(もちろん今でも多くのコミュニティ・グループが活動しています)。私もk*bugの設立に関わらせて頂いたり、関西オープンフォーラムというイベントの運営の末席を汚させて頂いたりしたご縁で、各種勉強会に参加させて頂き、また運営を担当させて頂くこともありました。


 当時、勉強会を開催するとなると一番困ったのが会場の問題です。貸し会議室を借りると費用がかかります。一定の参加者が見込める場合は参加者で頭割り、あるいは最初から参加費を設定しての開催も可能です。k*bugやk-ofの様な、ある種の「公共性」があるコミュニティやイベントの場合、メンバーに大学の先生やある程度の規模の企業の経営者がいたりして、会場を格安あるいは無償でご提供頂ける事もあるわけですが。個人が個人の趣味や想いを形にするようなイベント・勉強会ではそうもいきません。当時は勉強会を開催する敷居がとても高かったと思います。(そういう勉強会を各コミュニティでサポートしていこう、という機運もまた高かったのではありますが)

コワーキングスペースと勉強会

 その後、私自身は仕事に忙しく、なかなかコミュニティ活動にも参加できない時期がありました。そんな私をおいてけぼりにするかの如く、Survive SNSを通じてギークハウス的なプロジェクトがわき起こるのを横目で見、オフィスを飛び出したノマド族がカフェでMacを開き、さらにコワーキングスペースなるものが台頭してくる世の変遷を刮目もし瞠目もしていたのでした。


 そんな中、Co-Edoさんではドロップイン利用の形態で勉強会の開催ができる、そして参加者数にかかわらずひとりあたり1000円、しかも集金も会場でして頂ける!20年前、勉強会の会場確保と運営に四苦八苦していた(大袈裟)事を考えると正に隔世の感でした。

この福音を大阪にも!
オレは大阪でコワーキングスペースを運営するぞ!

と、まあ根っから楽天主義かついくつになっても若気の至りな私は思ったわけです。


 しかし皆さんご存じの通り、実は大阪にも老舗のコワーキングスペースさんが数多くありまして、各スペースの運営者の皆様のご尽力で、既に関西でも勉強会開催の敷居は非常に低くなっております。現に20年前にオープンソース界隈で一緒に活動していた某氏が主催する勉強会も、またここ数年ゲーム方面で活発に活動している某コミュニティの勉強会も、それぞれに拠点となるコワーキングスペースがあって活動をされているわけです。

じゃあもう、オレがやんなくても良いんじゃね?

と一瞬思ったのも事実です。それでもやっぱり。

  • 弊社オフィスのある天満・南森町地区は都心にしては人が多く住み
  • 若い人たちが自分たちの力でオシャレなカフェや小物店など
  • ただビジネスとしてだけではなく文化を感じさせる店を営んでます

 そんな地域のひとたちに、「コワーキング」という新しい働き方のカタチ、いやむしろ「コワーキング」という文化をお伝えできればなと思い、

敢えて2, 3週遅れで走り始めようじゃないの

と、小さいながらもスペースを開設させて頂きました。

コワーキングスペース天満

 弊スペースは本当にこぢんまりとしていて、勉強会利用で最大15-20人まで、ドロップインでゆったりご利用頂くには10人が限界かなという大きさです。幸い?、天満橋・南森町のちょうど中間地点という、交通の便が良いんだか悪いんだかという立地のおかげでたいてい空いてます(涙目)。


 ちょうどこのAdvent Calendarが成就するクリスマスまでは、土、日、祝はご予約なしのドロップイン利用は終日500円キャンペーンもやってます(たぶん、お正月が明けたら再開します)。少人数のお仲間で勉強会がしたいときなど、土日祝日に各々500円玉1枚を握りしめて集まって頂けば、プロジェクタ・スクリーンを使ったプチ勉強会も可能です。(ご予約で事前にお席の確保をいただく場合、本キャンペーンは対象外です。他の勉強会とバッティングしないかどうかはWebページのカレンダーをご参照ください。)


 私がコワーキングスペースの運営を始めた理由は、とにもかくにも、誰でも気軽に勉強会が開ける場所を提供したかった。それが、オープンソース界隈やコミュニティ活動から私が受けたご恩に感謝を示し、そしてこれまで受け取ったものを、次の世代にお渡しする事にも繋がると思ったから。


 最後にもう一度。大昔からコミュニティ活動を続けてきた皆さん、そして個人の力が最大限に発揮できる世の中にするためにご尽力頂いた皆さん、さらにはこれからもこの世界を支えて下さる皆さんに感謝を込めて。微力ながら私も頑張ります。


2018年12月3日
コワーキングスペース天満 https://temma.co
上田達也


※ この日記は、コワーキングスペース運営者限定アドベントカレンダー Advent Calendar 2018の3日目の記事として書きました。


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